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2015年2月13日 (金)

赤い帽子の駅長さん 第4話

車輪をきしませて列車は止まりました。
みれば、昔みた蒸気機関車そっくりです、後ろには小さなマッチ箱のような客車が4両つながっていました。

さあ、このお話に続きは、夜にでも。

今日の夜といいながら、3週間もあいてしまいました。
申し訳ございません。

よろしければ続きをお読みください。

小さなマッチ箱のような客車の2両目から赤いほっぺの可愛い女の子が出てきました。
女の子は、「車掌」と書いた赤い腕章を左腕に巻いていました。

 「いらっしゃいませ、ご乗車ありがとうございます。」
 「乗車券はお持ちですか?」

車掌の女の子は、少し舌足らずな言い方で尋ねるのでした。

 ご主人と、京子さんはにっこり微笑んで、「この手紙がそうかしら?」
といって、車掌さんに見せるのでした。

 車掌さんは、微笑んで。

 「ありがとうございまちゅ、旅を楽しんでくださいネ。」

そう告げると、スーっと消えてゆきました。

 ふと我に返ると、列車は動き出しており、外は漆黒の闇でした。
 天井から吊るされた唯一の照明は裸電球一つ、しかし電球のワット数が小さいのか、車内を十分に照らし出すことはできません。
 お互いの顔が見えるか見えないかといった程度の明るさです。

「あなたみて、町があんなに小さくなってる。」

気がつけば、汽車は空に昇っていました、私たち夢を見ているのかしら、汽車が空を飛ぶなんて・・・・

 そんな時でした、どこからともなく先ほどの車掌の女の子が現れて、「まもなく列車は、天の川を渡ります、ほらまもなく進行方向左手に見えてきますよ。

そういって、にっこりと微笑むのでした。

 「あなた、見て素敵よ。」

 まるで、星の砂をばら撒いたようにも見える星の川は延々と向こうまで続いていました。

 「きれいでちゅね。」
車掌さんが、少し舌足らずに呟きました。

京子さんは、その女の子がとても愛らしく思えたのです。

やがて列車は、再び天の川を離れてスピードを上げて行きました。
列車は、ますますスピードを上げていき、石炭袋といわれる闇の中に吸い込まれていきました。

もう何も見えません、可愛い女の車掌さんの姿も、ご主人も見えません。

助けて―・・・・・

ふと目がさめると、京子さんはいつものアパートの一室で眠っていました。
横では、ご主人が高いびきをかきながら眠っていました。

あれは夢だったのかしら。

でも、京子さんは知っていました。
あれが決して夢ではなかったこと、そしてあの可愛い車掌さんは

私の子供なのだと。・・・

ボーン・ボーン・ボーン・・・・・時計は丁度午前0時をさしたところでした。
幻想第四次の銀河鉄道は、今日もあなたの枕もとに来ているかもしれませんよ。

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