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2015年2月 6日 (金)

お父さんのバリカン

今回も懲りずに、創作童話です。
というよりも、自分が子供だった頃の思い出を綴ってみたものです。
よろしければ、お読みくださいませ。Img_6076

よっちゃんは、2歳の男の子
家の裏には、線路が沢山ある操車場
毎日多くの機関車や貨車が集まってきます。
ピー。ポポポー。

警笛の音があちこちから聞こえてきます。
よっちゃんは、毎日飽きもせずに機関車や客車を塀の隙間から覗くのが日課になっていました。

お父さんが、お昼休みに帰ってきて、今日は夕方お前にプレゼントがあるからといって仕事に戻っていきました。
 よっちゃんのお父さんは、国鉄に勤めているのです、日頃プレゼントなどとは無縁のよっちゃんだけに、お父さんのプレゼントが気になって仕方ありません。
 時計と睨めっこしながら・・・・あと3時間、2時間、1時間・・・約束の時間になりました。
 お父さんとの待ち合わせ場所は、よっちゃんがいつも隙間から覗く場所から少し離れたところでした。
 よっちゃんが、走っていくとお父さんはすでに待っていて、ニコニコしながらよっちゃんの来るのを待っていました。
 お父さんは、よっちゃんに大きな箱をくれました。

「何、これ?」
思わずよっちゃんは、お父さんに叫びました。
「バリカンさ。」
よっちゃんは、ちょっとがっかりです。
でも、お父さんがプレゼントしてくれたことが余程嬉しかったみたいでした。

空はもう夕暮れ、赤や青の絵の具をぶちまけたような空、そして、線路際で紫色の光を灯すランプだけが印象に残る。
 そんな一日でした。

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