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2015年2月11日 (水)

赤い帽子の駅長さん

赤い帽子の駅長さん 第2話
プロローグ
こんにちは、またまた赤い帽子の駅長さんシリーズです。

今日はどんなお話が飛び出すのでしょうか・・・
 「こんにちは、駅長さんいる?」 駅の外で、かわいい女の子の声が聞こえます。
 女の子の名前は、佐紀子(さきこ)みんなからは、さっちゃんと呼ばれていました。
 さっちゃんには、お父さんがいませんでした。
  さっちゃんのお父さんは、5年ほど前に交通事故で亡くなったのです。
  当時、さっちゃんは、3歳、4つ上のお姉さんとの二人兄弟でした。
  さっちゃんは、お母さんや、お姉さんに。
  「パパは何時になったら帰ってくるの。」
  「パパは、私にかわいい人形を買ってくれると言ったわ。」

 お母さんは、さっちゃんが不憫でなりませんでした。

 やがて、お父さんは医師の懸命の治療に関わらず、意識も戻らないまま7日目に息を引き取ったのです。
 お葬式のときはもっと大変でした、何も知らないさっちゃんは、
「お父さんの写真が飾ってあるけど、今日はお父さんが帰ってくるの?」
 「お父さんが帰ってくるから、こんなに盛大に飾り付けしてるんでしょう。」

おかあさん、そして準備に集まってくれた親戚、近所の人々は涙を押さえることが出来ませんでした。

 

「何も知らないみっちゃんは、 「お母さんどうしたの?」
  「おめめに、ごみが入ったの、だから泣いているの?」

 その言葉は、母親にさらに深い悲しみを与えるのでした。
 本当のことを言ってやればもっとこの子は傷つくかもしれない。
 お母さんは、悩みましたが本当のことを言うのでした。
 おかあさんは、さっちゃんに優しく話し掛けるました。
  「さっちゃん、お母さんのお話をよく聞いてね。」
  「お父さんは、天国という遠いところに旅だったのよ。だから、お家には帰れないの。」

 

 さっちゃんは、「てんごく?」と聞き返しました。
  「私も天国に行くの、お父さんに会いに行くの。」
  さっちゃんは、泣きながらお母さんに言うのでした、そして泣きつかれたさっちゃんは、そのまま眠ってしまいました。

 お母さんは、ポツリと言いました。

  「私だって、あの人に会いたい。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く

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