« 余部橋梁物語 僕らの町に汽車がやって来た 第3夜 | トップページ | 餘部橋梁物語 僕らの町に汽車がやって来た 第5話 »

2015年3月16日 (月)

餘部橋梁物語 僕らの町に汽車がやって来た 第4話

Image10701

おはようございます、今日は夜勤ですのでこんな時間に投稿させていただきます。
2008年に投稿した記事ですが、想定した時代が昭和30年代なのであまりその辺を気にしなくていいのは良いですね。(^^ゞ

この物語も気づけば4日目に入りました、日記なのか、それとも単なる暇つぶしかそれはさておき、今日も元気に綴っていきたいと思います。

>  その手紙を、封筒にれると、知事は自ら封をして、ポストに投函するのでした、時刻はお昼過ぎ、「さて、もう一仕事しようか。」

> そう呟きながら、再び知事室に戻っていくのでした。

時は流れて、今日は、6月20日、知事は、秘書を連れ立って香住町に向かって車を走らせているのでした。

当時は、現在のように高速道路も整備されていないため、車は国道2号線を西下し、姫路からは現在の国道312号線を北上するルートで向かうことにしました。

クラウンの後部座席に乗った兵庫県知事は、秘書にどれくらいかかるのかと尋ねたところ

「約5時間ほどの予定です。」

と言われました、出かけると言ってしまったことに少し後悔するとともに、改めて「遠いものだ」と誰に言うことなく呟くのでした。

朝の7時に知事官舎を出発したクラウンは、快適に2号線を西に下るのでした。

当時は現在と比べれば通行量は圧倒的に少なく、時折トラックが対向する程度でしたが、姫路を過ぎて殻の一般道路に入ると事情は一変、それまでの快適なアスファルトの舗装から、砂利道の舗装に変わったので、それは大変でした。

梅雨の晴れ間と喜んだのもつかの間、前日までの雨は、道の所々に水溜りを残してくれているので、知事の乗った車は時々、水溜りの中に車を落としながら走っていくのでした。

知事はたまらず、秘書に、

「何でこんなに道が悪いのか。」

秘書は、少し憮然としながら、

「地方の道はどこでもこんな感じですよ、むしろ2号線のように整備されているほうが少ないのです。」

知事にしてみれば、ある程度理解できていたとはいえ、実際に現実を見せ付けられると、行政と言うのは事務所の中だけでは出来ないものだ、まず現状を確認することが大切なのだ、改めて思うのでした。

知事を乗せたクラウンは、姫路を過ぎて山越えをしていきます。

山に深く入るに連れて、それまで晴れていた空は、段々と鉛色の空となり、ぼつぼつと雨粒を車に叩きつけるのでした。

雨が降ってきたので車の窓を閉じたので、車の中は軽い蒸し風呂状態になりながらも、何とか北上し、車は予定より1時間ほど遅れた2時過ぎに目的地である、香住町の町役場に到着したのでした。

町長にしてみれば、知事は雲上人であり、その方がわざわざやってくるということで、到着予定の1時間前からずっと玄関先で立っていたので、知事の車が到着する頃にはへとへとになっていました。

 当然ですよね、2時間も役場の玄関でそれこそ、直立不動の姿勢で待っていたのですから。

 町役場に到着したクラウンは、黒いボデイの下半分が泥で汚れて茶色んぽ水玉模様が入ったツートンカラー?になっていました。

 流石に、知事もお疲れのようです。

さて、役場の町職員、議員、そして町長が出迎えるのでした。

さて、この続きはまた明日にでもさせていただきます。

« 余部橋梁物語 僕らの町に汽車がやって来た 第3夜 | トップページ | 餘部橋梁物語 僕らの町に汽車がやって来た 第5話 »

鉄道」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/2086385/59285559

この記事へのトラックバック一覧です: 餘部橋梁物語 僕らの町に汽車がやって来た 第4話:

« 余部橋梁物語 僕らの町に汽車がやって来た 第3夜 | トップページ | 餘部橋梁物語 僕らの町に汽車がやって来た 第5話 »

フォト
無料ブログはココログ
2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

Facebook 国鉄があった時代