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2015年4月27日 (月)

余部橋梁物語 僕らの町に汽車がやって来た 第40話

おはようございます、今日は夜勤ですので少しゆっくりさせていただいております。
今日もよろしければお読みください。

> 「し、失礼な、は、話し方、ゆ、ゆるして。く、く。くだせぃ・・・。」
> 相手の丁寧な態度に恐縮してしまった猫尾はまたまた、緊張してしまって上手く喋れません。(^^ゞ
> さて、この後のお話はどうなっていくのでしょうか。
> K係長は今後どのような采配をするのでしょうか、そして猫尾たちの工事の進捗は・・・いよいよオリジナル編スタートです。

K係長は、改めて、「どういたしまして、お邪魔様でした。」と帽子を取って深々と頭を下げると、振り返ってもう一度駅の予定地に立ち、余部橋梁の方向を見渡すのでした。

この線路の上を・・・。
K係長も、若い頃は保線の仕事で歩いたことはありました。
枕木の幅に沿って歩くんだと言われ多ことなどを思い出していました。

枕木と言うのは基本等間隔に並んでいますので問題はないのですが、継ぎ目などでは力の関係で枕木を敷くことから等間隔にならないことがあるのです。

そういえば、時々枕木の間隔がずれて危ない時有ったよな。

そんなことを思い起こしながら眺めていたのです。
K係長、彼の名前は加藤和雄、鳥取の片田舎の中学校を卒業後、親戚の勧めもあって国鉄に就職したのでした。
本人は機関士志望だったのですが、色覚検査に引っかかったとか何とかですったもんだあったそうで、結局は保線区に就職、その後昇職試験を受けて福知山鉄道管理局に転勤、そのまま順調に昇進を続けたのでした。

国鉄は元々鉄道省であり、国鉄自体も官僚組織をそのまま横滑りさせたような組織となっていましたから、国家上級試験(Ⅰ種試験)相当の総合職と比べると加藤係長のように係長まで昇進できればノンキャリアとしては良く出世したと言える時代でした。

ふと見ると、三々五々集まった職人たちや親方たちが。

「この人は誰か?」

集まった職人は遠巻きに見ているのでした。

親方は、加藤係長に気付きましたが特段気にする風もなく周りに人夫などを集め、的確に仕事を割り振っていきます。

猫尾が率いるグループは、草むしりで遅れている地域を応援した後、今度は大きな石などの障害物を除去するよう指示が出されました。

それを遠巻きに見ながら静かに頷く加藤係長でしたが、やはり気になるのは駅ホームを実際に作る段になって必要な機材をどうして運ぶのか・・・。

また新しい疑問を持ちながら、加藤係長はその場にしばらく佇み、解決策を考えようとしているのでした。

続く

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