« 鉄道公安官物語 第13夜 | トップページ | 鉄道公安官物語 第15話 »

2015年6月13日 (土)

鉄道公安官物語 第14夜

皆様こんばんは、今日も鉄道公安官物語を始めたいと思います。
この辺になってくると殆ど妄想?というか創作の世界に遊んでいますので、間違いは厳しくご指摘いただければと思います。(^^ゞ

さて、本題に入る前に白根たちの乗車する924列車とはどんな列車だったのでしょうか?
太公望列車と呼ばれた普通列車であることは前回も書きましたが、主たる目的は荷物輸送・新聞輸送といった性格を持っていたのです。
朝刊を配る列車が寝台特急であり夜行列車だったのです。
現在ではトラックに変わられていますが、今一度こうした輸送も見直されてもいいような気がします。
荷物輸送が主たる目的の列車ですので、早朝の5時には新宮に到着しますが、そこで寝台車を切り離したのち、列車はそのまま名古屋までの道のりを坦々と走って紀伊半島を一周するのです。
白根たちの乗務は、基本的には新宮までの夜行区間のみとなっていました。
ここで、休憩を取って戻ってくるというパターンでした。

先輩公安官は、車掌に挨拶に行くのでした。

「こんばんは、本日の警乗担当の涌井と、白根です、それと、彼が新人の白根です。。」

先輩に諭された白根は、最後尾の寝台車に陣取る車掌にあいさつを交わします。

「こんばんは、本日の警乗担当の白根です。」

 「こちらこそ、よろしくお願いします。天王寺車掌区北田と、中野です。」

普通列車とはいえ、寝台車を連結しているので車掌2人【うち一人は、後方監視兼務】の乗務となっています。
運転士を含めると6人がこの列車を運転することとなる。(当時は、夜間運転の列車は機関助士が乗務していた。)今ではおそらく2人程度であろうから今から考えると豪華な列車です。

あ、忘れていました。荷物室にも荷扱い車掌が乗務していますから全員で7人が列車を動かしているのでした。

さて、白根と涌井の二人の公安官は車掌が陣取る最後尾の寝台車と反対側、新宮よりの車掌室に陣取ることにしました。
といっても、狭い車掌室2にも入れませんから、白根は車掌室横の手ブレーキが置かれた乗務員室が仮の休憩所です。

時刻はまもなく22時40分、駅のホームでは発車のベルが鳴り響きます。リーン、リーン、リーン、ホーム全体に響き渡る大きな音が聞こえます。
いやが上にも旅立ちの雰囲気は上がります。

(昔の列車は、発車1分前にベルを鳴らしていたのですが、JRになってからは騒音問題との絡みで止めてしまいました。)

長いベルの音が鳴り止むみ、しばらくすると今度はEF58形機関車の「ピョー」と言う甲高くそれでいて物悲しく聞こえる汽笛が夜のホームに響き渡ります。

いよいよ924列車は終着名古屋を目指して約14時間半の旅が始まるのでした。

多くの人の夢と希望と絶望、それぞれの人生と思惑を乗せて旅は始まるのです、そして白根の本格的な公安官としての仕事も始まるのでした。

つづく?かな。Image10102

« 鉄道公安官物語 第13夜 | トップページ | 鉄道公安官物語 第15話 »

鉄道」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/2086385/60368612

この記事へのトラックバック一覧です: 鉄道公安官物語 第14夜:

« 鉄道公安官物語 第13夜 | トップページ | 鉄道公安官物語 第15話 »

フォト
無料ブログはココログ
2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

Facebook 国鉄があった時代