鉄道公安官物語 第5話
みなさまこんばんは、本日から今度は白根の学園での授業の様子を見てみることにしましょう。
今から、私が学園に潜入して調査して来たいと思います。
そーっと廊下から覗いてみます、・・・・、あ、居ましたよ。
白根が、鉛筆を口の上に乗せて、・・・ちょっと間抜けですね。
丁度、公安職員の歴史のようです、道理で白根がつまらなさそうにしているわけですね。
だって、歴史なんて聞いてもと言う思いが白根にはあったからなのです。
黒板には色々と歴史が書かれているようです、ちょっと覗いてみましょう。
その前にカメラさんを呼んでおきましょう、松村さん、中継の松村さん。・・・・
「はい、猫柳さんどうかしましたか。」
「黒板の内容をカメラ回しますのでアップしてもらえますか?」
「わかりました。・・・」と言ったやり取りがあったか否かは知りませんが
壁には几帳面な字で下記のようなことが書かれていました。
公安職員の歴史
鉄道公安職員制度は、国鉄発足後ですが、「司法警察官吏及び司法警察官吏の職務を行うべき者の指定に関する件」という勅令が大正12年に公布されいています、
駅長や車掌に警察権限を与えというもので、その権力は駅構内及び、車内に限るとされていました。
なお、この指定を受けた職員は「鉄道司法警察官吏」と呼ばれていた。
戦後
GHQの指示により、防犯上も問題の多い列車に対して警護を目的として、昭和22年4月運輸省【当事国鉄は運輸省の現業機関だった。】の内局として鉄道公安事務局を設置
さらに、地方組織として地方鉄道局に公安課が、さらにその下の公安部に公安掛が設けられこの形態は国鉄になってからも継承され、大きな駅などを中心に鉄道公安室が設置された。
といったことがびっしりと板書されていました。
「以上です猫柳さん」
「松村さんありがとうございました、これで鉄道学園から中継を終わります。」
・・・・って、おいおい。そんないい加減でいいのかよ。
と叱られそうですが。(^^ゞ
後述しますが、この公安室が、白根たちが配属される部署となるわけです。
ということで、時間も着たので今日はこの辺で終わらせていただきます。
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