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2015年11月16日 (月)

Let the journey in 1970 Part7

> 結局、寝台の個室を取ったけど殆ど寝れないのかな・・・一人苦笑しながらドアを開けベッドに横になりました。
>
> 疲れと、少し懐かしい気持ちになれたことから、猫次郎は一気に夢の世界に入っていくのでした。
>
> 電気機関車の汽笛を聞きながら・・・・

猫次郎は狭いベッドに横になったとはいえ、空は明るくなっておりカーテンをした車内にも少しづつ朝の光が差し込んできます。

夢見ごこちの中で、放送が聞こえてきました。
父親の声ではなさそうです、

「おはようございます、長らくのご乗車お疲れ様でした。後10分で広島、広島に到着です。皆様お忘れ物なきようお降り下さい。乗換えのご案内をさせていただきます・・・・」

張りのあるそれでいて、長年の乗務で鍛えたであろう自信に溢れる声が、天井のスピーカーから聞こえてきます。
 猫次郎は、夢見ごこちの中で聞いていました。
 あれは、夢だったのだろうかそれとも・・・

6時50分、「あさかぜ1号」は広島に定刻に到着しました、終着博多は後4時間30分に道のりです。

まだまだ終着駅は遠いなぁ。
そんな感慨にふけりながら、もう少し寝てみようとベッドと合体していた猫次郎でしたが、広島を出てしばらくすると、初老の車掌補【乗客案内】が朝刊を届に来るとともに、寝台を解体しにやって来ました。

否応なしに廊下に追いやられてしまった猫次郎、かなり眠そうです。
見ていると、手際よくベッドを解体し、あっという間にソファに変身していました。

「どうぞごゆっくり旅をお楽しみください」

猫次郎とさほど年の変わらない車掌補は、既に別の寝台を座席に変更しているところでした。

猫次郎は、自分が会社の歯車としてしか存在しないのではないかといつも葛藤していました。
「俺なんていなくても、会社は回っていく。俺が消えても、また補充すれば良いんだ。」

そして、ときには自身の存在自体が疎ましく思えたのですが、初老の車掌補の姿を見て、自分の考えが間違っていることに気づきました。

彼は、この仕事に凄く生き甲斐を見つけながら仕事をしていた。
口には出さないけれど、誇りを持って仕事をしていた。

列車の中には、車掌長を筆頭に旅客専務車掌、荷物専務車掌、車掌補が乗り込んでいる。
車掌補は、車掌ではないので、一番下の職種とされているがあの初老の車掌補はお客様と接することを心から喜んで受け入れていたではないか。

そんなことを考えると、今までのネガティブな自分が恥ずかしくなってきました。

「そうだ、もう一度やり直そう」

一度や二度失敗したっていいじゃないか。もっと自分の仕事に誇りを持たなくちゃ

猫次郎は、そっと目を瞑り昨日からのことを考えていると、またスーっと眠りに入っていく自分がわかりました。

どれほどの時間が経った頃でしょうか、

「お客さん、お客さん・・・」

猫次郎に呼びかける声がします。

その時猫次郎は、大変驚いてしまいました。

そんな、馬鹿な・・・

さて、この続きは今夜の夜にでも書かせていただきますね。

意外な結末にびっくりされるかも・・・・。
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