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2015年11月25日 (水)

又吉車掌奮戦記 第3夜

又吉車掌の奮戦記、第3夜今日もお楽しみください。
なお最初にお断りしておきますが、あくまでもこれはblackcatの創造?妄想の産物であり、実際に取材に基づいた記述ではございません。

>若い女性に呼び止められた、又吉に何か言うことがあるらしい。
 さては???

若い女性が声をかける、振返ると若作りしているとはいえ、歳の頃は28歳くらいに思える女性でした。
女性は、少しお酒でも入っているのか、息にアルコール臭を漂わせています。

「おじさん、1等車の切符売ってもらえるかしら。」

又吉は、ちょっとむっとした表情になった(なんだよ、おじさんなんて、俺の方が年下なのに・・・・)そう思ったがそこは客商売。すぐ笑顔を作って。
「お客さん、どちらまで。」ことば使いは丁寧だが、どことなく強い口調で言ってしまった。

若い女性は、酔いも手伝ったのか
「なによ、私には切符売れないというの・・・」

又吉は、素直に詫びた。そして改めて、どこまでの切符を売ればいいのか聞いてみた。

「横浜まで」

又吉は今度は苦笑してしまいそうになりました。

「この列車は、既に大船を通過しましたよ、次の停車駅は小田原ですよ。」

女の顔色から、酔いが醒めてゆきます。
「そ、そんな・・・どうしよう」

又吉は、折り返しの東京行きが3:00ちょうどにあることを伝えるとともに、折り返しになるので、小田原までの運賃と、折り返しの小田原から横浜までの運賃が必要になることを告げるのでした。

女は、少し不服そうな顔をしたが、「仕方ないわね、寝過ごした私が悪いんだから。」と自分に言い聞かせるようにして、自分の席に戻っていきました。

この列車は、本当に多くの人たちが乗っている。
東海道本線最終列車としての役割、時にはビジネスマンや、親の不幸を聞いて、取る物もとらずに飛び乗った人、彼女のように、夜の仕事が終わって、売上が良かったので1等車で帰ろうとする人・・・・
 色々な人生と、色々な人々を乗せて列車は走っていく。
 明日を目指して、規則正しく刻むジョイント音は、旅するもの達全ての子守唄であった。

 又吉は、このまま朝まで何事もなければと思いながら、車内を巡回していたのだが。

 しかし、このあと、又吉はとんでもないハプニングに襲われることになるのですが・・・。

このお話は、また明日にでもさせていただきます。Naniwa240018

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