« 駅員・松井寅次郎奮戦記 2【正木君に翻弄されるの巻2】 | トップページ | 駅員・松井寅次郎奮戦記 3 【正樹君に翻弄されるの巻】 »

2015年12月20日 (日)

駅員・松井寅次郎奮戦記 2【正木君に翻弄されるの巻3】

みなさま、こんにちは。

気が付けば10日以上も開けてしまいました。(^-^;
駅員・松井寅次郎奮戦記 【正木君に翻弄されるの巻】の続きを書かせていただこうと思います。
もちろん、blackcatの脳内で生成される妄想でございますので生暖かい目で、時にはこんな話もあるよと言ったヒントなどをいただけると嬉しいかな・・・。なんて思っています。

「正木君が生まれる前のことだから知らないだろうけど、新幹線が出来る前は実は高速道路も無くて、東京~大阪を移動するのは飛行機か鉄道しかなかったんだ。」

 「へぇ、そんな頃には飛行機はあったの?」

「そう、でも今のように安くなかったので、利用するのは本当に一部の人たちだけだったんだ。」

 「高いって?2万円くらいでしょ。」

「違う違う、今の値段にすれば6万円くらいかな…エコノミーで」

 「ええー。今調べたけどファーストクラスでも今なら3万円程度じゃないの?よく知らないけど。」

知ったかぶりの正木君、ちょっとどこで調べてきたのかネットの知識を披露しています。

「そうなんだねぇ、おじさん鉄道以外は詳しくなくて・・・。(^^ゞ」

これまたちょっと鉄道以外は詳しくない寅次郎は困惑気味

でも、そこは百戦錬磨の寅次郎、すぐ体勢を立て直して。

「そうだよ、1等車今のグランクラスが6万円くらいしたんだ。1人掛けの座席でね。車内から電話が出来たんだ。他にも個室があってね、4人がゆったり座れる部屋があったんだ。」
151_2

 「おじさん、電車の中で電話してはいけないんだよ。いつも電車に乗ると言ってるじゃないか、おじさん駅員のくせにそんなことも知らないの?」
151_1

ちょっと生意気な正木君に苦笑しながらも寅次郎は、

「当時は携帯電話というものが無かったのでね、電車の中から移動中に電話できるということは大変重要なことだったんだ。」

 「ふーん、不便な時代だったんだね。いまなら、スマホですいすいと・・・ほら。」

正木君ITが苦手な寅次郎に自分でササッと検索して見せます。

「正木君は、さすが現在っ子だねぇ。おじさんなんかいまだに古い携帯だよ。」といってガラ携をだしてきます。

「おじさんの古そうなタイプだね。」

ちょっとイラッと来た寅次郎ですが、さすがに年長者そして乗客の扱いに慣れている寅次郎ですからそんなことはおくびにも出さずさらに話を進めていきます。

「さっきも言ったけど、新幹線ができる前は殆どのお金持ちが電車で移動していたので1等車【今のグリーン車)が最高で4両+グランクラスが1両合計で5両も繋いでいた時期があるんだよ。
12両編成中5両が1等車【グリーン車】さらに食堂車が2両【1両は半分食堂車】5両が普通車というとんでもない編成の時期があってね。
そんな時代があったんだよ。」

 「今では、新幹線でもグリーン車は3両あるよね。」

正木君負けずと反論します。(^-^;

でも16両で3両ですから、12両では2両しか繋いでいないことになるのでその辺のことは黙っておいてあげましょう。

さらに、寅次郎は話を進めます。

「実は、「こだま号」としてデビューしたときはまさかこんなに人気が出るとはだれも思っていなかったそうで、グリーン車も8両編成で2両しか付いていなかったんだ。」

 「それじゃさっきの話と矛盾するじゃないか」

やりこめられていた正木君、ここどと反論してみます。
ごめん、ごめん話が前後してややこしくなったね。
この図を見てもらうと判り易いかな。
寅次郎は、手書きの変遷図を見せます。
Photo

「これでわかると思うけど、昔客車で走っていた「つばめ」・「はと」を電車化することになったので今まで「特急つばめ」や「はと」を利用してくれている人に使ってもらえるように、こだま型車両に追加で設計されたというわけさ。」

「当時の「特急つばめ・はと」は12両編成のうち1両の半室荷物車と食堂車を除く10両のうち、4両が普通車、5両がグリーン車、最後尾が展望車【いわばグランクラス】が連結されていた豪華版だったのさ、まさか電車にしましたからと今まで1等車【グリーン車を利用していた方を普通車にといううわけにはいきませんからね。】」

寅次郎は正木君に理解しやすいように噛んで含めるように話しています。
生意気口だった正木君もすっかり大人しくなってじっと寅次郎の話に耳を傾けています。

 「おじさん、それでどうなるんですか。」

「そうして、客車列車だった「つばめ」と「はと」は昭和35年に電車特急こだまの一員として活躍するようになるんだ、翌年の昭和36年は全国で特急列車が大量に増発されるという記念すべき年になったんだけど、それまでお蔵入りしていた「富士」の愛称がこのダイヤ改正で復活することになってね、いよいよ国鉄の特急時代がやってくることになったんだ。」

 「ふーん、そうなんだ。」

正木君感心することしきりです。
もうすっかり、寅次郎のファンになったようです。

「でも、その富士なんだけどある日不幸な事故にあってね・・・。」

といって、また資料を取りに奥の部屋に入っていくのでした。

ということで、この続きはまた次回にさせて頂こうと思います。

« 駅員・松井寅次郎奮戦記 2【正木君に翻弄されるの巻2】 | トップページ | 駅員・松井寅次郎奮戦記 3 【正樹君に翻弄されるの巻】 »

鉄道」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/2086385/63058045

この記事へのトラックバック一覧です: 駅員・松井寅次郎奮戦記 2【正木君に翻弄されるの巻3】:

« 駅員・松井寅次郎奮戦記 2【正木君に翻弄されるの巻2】 | トップページ | 駅員・松井寅次郎奮戦記 3 【正樹君に翻弄されるの巻】 »

フォト
無料ブログはココログ
2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

Facebook 国鉄があった時代