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2017年2月12日 (日)

機関助士 佐倉一郎の思い出話 第12話

> みんな、綾瀬さんのことを思いながらも黙々と仕事を続けるのでした。
>
> 続く
すみません、2週間近く空けてしまいました。
中々構想がまとまらずというか、こうして書きながら思いつくままに書いていますので自分でもどこに着地するのかわからない状態です。苦笑
綾瀬さんの剣幕に押されてしまった佐倉君
事務所に戻ると、そろそろ点呼の時間です。
助役が佐倉君を呼び出します。
「佐倉さん、今日の乗務の浜田機関士と助役の大田助士です。」
佐倉君は、助役に紹介されるとぺこんと頭を下げて
「佐倉です、よろしくお願いします。」
再び、頭を下げると。
浜田機関士が話しかけます。
「佐倉君か、俺は浜田だ、よろしくな。」
ぶっきらぼうですが、昔ながらの親方と言う風情がしっくりくる感じでした。
大田機関助士は無口で何もしゃべりません。
実は、太田機関助士はどもる癖があって、ついつい無口になってしまうのでした。
再び、浜田機関士が佐倉君に話しかけます。
「佐倉君、いな、佐倉でいいよな。これからよろしくな、早く大田みたいに一人前の助士になれるように鍛えてやるからな。覚悟しとけよ。」
笑ながら、佐倉君肩をポンと叩くと。おい点呼の時間だ・・・。
いよいよ佐倉君の初乗務が始まります。
浜田機関士、大田機関助士が助役の前に並びます。
佐倉君はどこに行けばよいのかとウロウロしていると、助役が声を掛けます。
「佐倉さん、大田さんの横に並んでください。」
「はい」
慌てて小走りに走り寄り大田助士の横に並ぶ佐倉君
「それでは点呼を始めます、徐行区間等ダイヤの変更はありません。今日から佐倉機関助士が初めての乗務になりますのでよろしくお願いします。それでは乗務行路を確認します。・・・」
最後に「時計整斉 11:30」と言って浜田機関士は制服から懐中時計を取り出し、事務室内の電気時計の時刻と確認します。
最後に助役が「ご安全に」と声を掛けると、浜田機関士と、大田助士は敬礼、慌てて佐倉君も真似して敬礼するのですがどうも様になりません。
浜田機関士が茶化しながら、「佐倉。敬礼を上手にするのはまだまだ早いぞ。その前にビシビシ鍛えてやるからな。覚え悪かったら張り倒すぞ。」笑いながら冗談とも本気ともつかない言われて少し焦ってしまうのでした。
実際には、口は悪いですが、浜田機関士はそんなことは一切なくて後に最も尊敬する機関士の一人になるのですがそれはもう少し先の話になります。
さて、いよいよ機関助士としての最初の一歩を踏み出した佐倉君、これからどんなことが待ち受けているのでしょうか。Img_5297

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