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2017年3月11日 (土)

機関助士 佐倉一郎の思い出話 第14話

その一部始終を見ていた佐倉君は感動してしまうのですが・・・。
そこで、またまた浜田機関士のカミナリが・・・。
まぁ、その辺のお話はまた次回にいたしましょう。
申し訳ありません。1週間どころか3週間近く放置してしまいました。
お話を再開させていただこうと思います、
「佐倉、お前もカマに乗ったら同じように乗客の命預かってんだ。わかってるのか・・・・。」
怖い顔で睨みつけています。
咄嗟に、フォローするように大田助士が浜田機関士に、
「浜田さん、佐倉君は今日が初めてですし、」
そう言いかけると、その言葉を遮るように、「解っているさ、でもな、大田よ、俺たちが乗客の命を預かっているということは俺も最初に言ったよな。」
 「そうですね、生意気言ってすみませんでした。」
「ばーか、何を改まってるんだ、俺たちを信じて汽車に乗っているということを忘れるなということだ。そうだよな。大田。」
「佐倉も、そういうことだ、だから特に連結の時や、出発の時は気を付けろ」ということだ。
もちろん、ここでは乗客は誰もいませんから乗客の命がと言ってもピンとこないのですが、何でもそうですが適当にしてしまうと大きな事故になりかねません。
だからこそ、より気を付けなくてはならないのでしょう。
そういうとまっすぐ正対して信号が変わるのを待つ浜田機関士でした。
大田助士は今一度火床の様子を見てみます。
焚口戸を開けると熱風が吹き上げてきます。
ちらと、後ろから佐倉君ものぞくとオレンジの炎がゆらゆらと時々舌を出しているように見えます。
直ぐに閉じると蒸気圧を確認します。
機関士もちらっと横目で確認しています。
時計を見やります、入替信号機が定位を示しています。
機関士が時計確認すると定時、いよいよ駅に向かって機関車は動き出したのです。
客車区から駅まではさほどの距離はなく、2・3分で駅に到着。
大田助士も助士席に座っていますし、佐倉君は戸惑っていると浜田機関士が、
「佐倉、危ないから後ろに座っとけ、」
すかさず、大田助士からも
 「佐倉君、テンダに座っておいてください。」
「はい」
佐倉君、急いでテンダに座ろうとしますが振動のある機関車の中足がよろけそうになります。
「大田助士も苦笑しながら、気を付けてくださいね、危ないですよ。」
僅かな時間でしたが、早速乗務員の洗礼を受けてしまった佐倉君ですが、これからさらにあらゆることを経験していくのですが・・・今日はこの辺にしておきましょう。
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