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2017年5月 3日 (水)

機関助士 佐倉一郎の思い出話 第17話

> 今度は浜田機関士の雷が飛んできます。
> 「石炭は、カマタキにしてみればとても大切なものだ慎重に扱え」
> 決して本心から怒っているわけではなく、佐倉君に早く一人前になって欲しかったのですがちょっと佐倉君には厳しく聞こえたようです。
> ちょっと、気後れしてしまった佐倉君ですがその後どうなったのでしょうか。
> その辺のお話はまた後程させていただこうと思います。

皆様今晩は、4月24日以来の投稿となります。
初めての投炭、思ったように体が動きません。
いきなり浜田機関士からは雷も・・・もっとも、浜田機関士も最初から上手くいくはずはないのは判っていますので、本心から怒っているわけではありませんでした。

大田助士も苦笑しながら、最初は上手くいきませんから大丈夫ですよ。
熱いですが、慣れるまでは少し早めに焚口を開けてそれからゆっくり投炭すればいいですよ。
と言いながら口頭でコツを伝授します。

浜田機関士が前方を注視しながら、

「大田、佐倉に次の停車駅で投炭の練習させてやれ」

  「わかりました。」

大田助士が短く返答します。
大田機関助士が再びショベルを握り、投炭を開始します。
見ていると流れるように投炭していきます。

佐倉君は、もう一度その無駄のない流れを頭に刻み込もうとしています。

それをみた大田助士が話しかけます。

「佐倉さん、頭で考えるのではなく要は慣れですよ。」
あと10分ほどで次の停車駅です、5分程度止りますのでそこで投炭お願いしますね。
今回は少なめにしておきます。

そう言って何回か投炭した後大田助士も助士席に座るのでした。
佐倉君も立っていてはよろけたりしてもいけませんので、テンダに腰を掛けます。
機関車とテンダを繋ぐ永久連結器直上なので揺れはかなり大きいです。
それでも、佐倉君にしてみれば機関車に乗っているそれだけでも感無量なものがありました。

やがて浜田機関士が大きな声で「第2閉塞進行」と叫びます。
すかさず、大田助士も信号を確認して「第2閉塞進行」と叫びます。
1
佐倉君にはどの信号を見ているのかわかりません、口でもごもごと言いかけると、大田助士が
「信号を確認しないで言ってはいけませんよ。」

少しきつい調子で諭されます。大田助士は佐倉君を浜田機関士の後ろに連れて行きます。
今度は少し遠方に信号器が見えました。
場内信号器です、浜田機関士が指さしながら、
「本線場内進行」

同じように大田助士も指さして、「本線場内進行」と叫びます。
そう言うと機関車は軽く警笛を鳴らしながら駅を通過していきます。
2

運転助役が見守る中機関車は全速力で通過していきます。

さて、この駅を通過して次の停留所駅(行違い設備の無い駅)を通過するといよいよ停車駅です。
列車の速度は80km/hくらいでしょうか。

多少慣れたとはいえ。相変わらず上下に激しく機関車は揺れています。
以前に客車に乗ったときはこんなに揺れなかったのになぁと・・・そう思いつつも機関車乗務のさらに学園で習ったことが改めて大事だと改めて思うのでした。

続く(すみません。あれもこれも書いてみようと思うとなかなか終われなくて・・・(^^♪)

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