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2018年1月 7日 (日)

気動車区、向日京二君の思い出話 第4話

  「じゃぁ、行くよ」

と言って家を出ると幸子ちゃんの手を握りながら郵便局に向かって歩いていくのでした。

続きます。<(_ _)>

と書きながら、また1ヶ月も放置状態になってしまいました。
申し訳ございませんでした。

早速始めたいと思います。

郵便局までの道すがら、幸子ちゃんは、お母さんに質問します。
「お兄ちゃん、いつ帰ってくるの?」
「来週かな。それとも・・・」

お母さんは苦笑しながら、
「幸子、お手紙を出したからと言ってすぐ帰ってこれないよ」

そう言われると、幸子ちゃん少し不満そうにほっぺをカエルのように膨らませて、
「えー、そうなんだ。つまらない」
とぼやくのでした。
お母さんも、京二君のことが心配なのですが、返事が無いのは元気な証拠と思うようにしていたのでした。

そして、こちらはところ変わって、京二君
母親からの手紙が楽しみで、現金書留で送っていたのですが、まさか心配されているとは夢にも思っていませんでした。

今日も、気動車のエンジンと悪戦苦闘しているところでした。
「京二、やけどするなよ・・・」                           
同僚の、長岡君が声をかけます。
今日は、エンジンをばらしてガスケットを交換するのでした。
ヘッドが外されガスケットが顔を出してきます。
向日町運転区は、気動車と電車がありますが、向日君は、気動車専門でした、気動車は山陰線と草津線、奈良線で使われていましたが、奈良線特撮線は、奈良運転区が担当しており
向日君たちが所属する向日町運転所は、山陰線の優等列車からローカル列車まで担当していました。
国鉄の気動車は、その殆どがDMH17系エンジンと呼ばれるエンジンを採用しており、このエンジンの整備の仕方を覚えれば殆どの気動車は同じ機構なのですが、実はやっかいなことにこのエンジンには縦型と横型があり、横型の場合はガスケットは床下から直接交換できるのですが、縦型エンジンの場合は車内の床板を開けてから作業しなくてはならず、冬場は良いのですが夏場などでは暑い車内での作業は大変でした。
主に普通列車に使われる、キハ10系気動車や、20系気動車が縦型エンジン、急行形と呼ばれた気動車や特急気動車は横型エンジンと異なっていますので、夏場だと急行形や特急形のエンジンの検修だとラッキーと内心で思い、冬場は縦型エンジンだとラッキーと思うのですが・・・なかなかそうは問屋が卸してくれる訳も無く、夏場にキハ17等の特に車体幅も狭い車両で整備する場合もあり、この時だけはさすがに向日君も、,いやな仕事だなぁと思うのでした。

さて、ここで再びお母さんと幸子ちゃんの様子を見てみたいと思います。

Tetsucafe_tennouji1

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